人道支援活動紹介

人道支援活動紹介

より良い社会のために私たちができること

このページは、世界各地で行われている人道支援活動を少しでも多くの方に知っていただくことを目的としています。

MFCG(ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会)

MFCG(ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会)はミャンマーで医療活動を行っているNPO法人です。

・目的と活動

住民の自立(自律)を目標に掲げ、医療巡回による健康状態の改善、地元住民とともに菜園の作成などの活動を中心として、ミャンマーの医療問題の根本的解決にまで取り組まれています。

・設立と活動内容

MFCGの活動は2008年に名知仁子医師がMFCGの前身である任意団体「ミャンマークリニック菜園開設基金」を設立されたことから始まります。名知先生は2002年より国境なき医師団の一員となり、ミャンマーで医療活動をされていました。その活動の中で、誰かのために活動することが自分自身をも豊かにしてくれるという思いに至ったそうです。

ミャンマーの医療の問題として、病気を治しても栄養状態が悪くなってしまえば、すぐに再発してしまうという悪い循環がありました。そういった悪い循環を根本的に解決するためにMFCGは大きく3つの活動をしています。

(1)巡回診療(移動クリニック)
(2)保健衛生の向上
(3)栄養を賄うための家庭菜園作り

まず命を救う活動として、農村部の村を車で診察する、巡回診療(移動クリニック)を行っています。
2015年からミャンマー南西部エーヤワディ管区ミャウンミャの12の村を中心に、ミャンマー人スタッフと一緒に定期的に活動しています。

次に、住民の方に保健衛生の指導を行っています。石鹸を使った手の洗い方、食物の栄養バランスについての学習などです。私たち日本人には当たりまえのことでも、それらを知る機会がなければ命に関わる重大な問題に繋がります。その重要性は、石鹸で手を洗うだけで年間100万人の子供たちが命を守ることができるといわれる程だそうです。

「脚気(ビタミンB1欠乏症)を予防するために、お米を頻回に洗わず数回だけにして、そのとぎ汁を飲むこと」
「マラリアの原因となる蚊の発生を抑制するために、ボウフラの住処となってしまっている軒先の水瓶に蓋をする」

こういった指導を通して、ミャンマーの保健衛生の向上に取り組んでいます。

そして家庭菜園の支援です。これは「病気を薬や栄養剤で治療しても、生活習慣が変わらないため数週間もすれば再び体調を崩してしまう」という負の連鎖を断ち切るために重要な活動です。MFCGでは2015年の夏、農業の専門家を村に呼び、住民への無農薬栽培の指導を始めました。

これら3つの活動を通して、MFCGは住民たちが健康について自分たちで考え、問題解決できる社会を作ることを目指しています。

MFCGミタァース便り

またMFCGミタァース便りサイトには、そういった活動についてだけでなくミャンマーの魅力や現状等についての記事もたくさん載っています。旅行するような気持でちょっと覗いてみるのもとても面白いと思います。

私が個人的に気になった情報は「人力観覧車」についてのものです。

屈強な大人の男性たちが人力で回転させている観覧車。どこかおとぎ話の中のような幻想的な想像をしてしまいますが、冷静に考えるとすごく怖そうですよね。詳しくは こちらに書かれています。他にも現地の食事や風習、実際にミャンマーで生活をされている方の気づき等興味深い記事が盛りだくさんですので、是非ごらんください!

「三方善し Connected Coffee」

MFCGの活動に利益が還元される「三方善し Connected Coffee」の販売もされています。AMAYAAコーヒーというミャンマーの女性グループが自ら立ち上げ、現在では国際的な評価機関にも高く評価されているという美味しいコーヒーです。

コーヒーの購入はこちらより

当サイト内でもこちらに詳しく説明しております。

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