リトルアジア水まつり開催

　2024年4月7日（日）、吉塚市場リトルアジアマーケットにおいて、第三回目となるミャンマー、タイ、カンボジアのお正月『リトルアジア水まつり』を開催しました！

水まつりとは

西林寺安武住職談👇
『水まつり』とは、タイ、ミャンマー、カンボジアなどで、これから一番暑くなる時期に、仏さまにお水をお供えし、そのお水を掛け合うことで無明息災を願うという東南アジア地域の仏事に由来します。

今回の水まつりも朝９時から、ミャンマー仏教徒、カンボジア仏教徒、ベトナム仏教徒と日本の皆さんが集まって、それぞれ各国１０分ずつ勤行を行いました。カンボジア、ベトナムはZOOMにて、現地からお経をいただきました。

午前中は、西日本短期大学の高向先生、永吉先生に在住外国人の皆さんへ向けて
『外国人向けのライフプラン〜日本での妊娠と結婚』について講演をしていただきました。

今年2月、福岡市で死産した赤ちゃんを遺棄したということで、外国人女性が逮捕されるという悲しい事件が起きてしまいました。

先生曰く、もし望まない妊娠をした時、ネパール人たちは「助けて」という声を自らあげ、周りがどうすればいいか一緒に考える国民性。しかしベトナム人やカンボジア人たちは、我々日本人に近い感覚で「恥ずかしい」という思いから誰にも相談できず、大事になってしまうことがあるのだそうです。

当初人数は20名くらいくれば良い方か、、と思っていたのですが、予想を大幅に超えて会場満員の中でお話しをいただきました。
こちらの方も、今後「シリーズ化」できればという話になりました。

午後は日本の歌謡大会と異文化舞踊ショー✨

歌謡部門優勝はカンボジア🇰🇭スレイモムさん
舞踊部門優勝はミャンマー🇲🇲チーム

最後は僧侶間で自己紹介を行い、こうして皆さんと一緒にお参りができたこと、また、それぞれの国や仏教のスタイル、袈裟・衣の色、教義・解釈の違いなども超えて、同じ「仏弟子」として皆さんと一緒に法要をつとめられたことに、心からの拍手と合掌の姿で終えました。

とっても尊い空間でした。

ミャンマーで孤児院を営む瀧野さんの『水まつりであんなにみんなが楽しそうに乱舞する姿は、今のミャンマーでは（戦争によって）もう見ることができない。クーデター前のミャンマーの水まつりの姿がここにあった。本当に感動した』という言葉が印象に残りました。

今年も水まつりで沢山の交流や出会いがあったと思います。ご協力、ご参加いただきました皆様ありがあとうございました！

今回のリトルアジア水まつりが、4月21日西日本新聞さんの朝刊一面に掲載されました。